令和8年度(2026年度)の第二種電気工事士 技能試験の候補問題13問は、2026年1月16日に電気技術者試験センターが公表しています。試験当日はこのNo.1〜No.13の中から1問が出題され、試験時間は40分です。本記事では、公表された配線図に明記されている電線の種類を問題番号ごとに一覧化し、13問全体でどの電線が何回使われるかを集計します。練習材料をそろえる際の判断材料として使ってください。
公表されているもの・されていないもの
最初に、公式が何を公表していて何を公表していないかを整理します。ここを取り違えると、練習の前提が狂います。
公表されている
- ・候補問題 No.1〜No.13 の配線図(単線図)
- ・各図に記載された電線の種類・太さ
- ・一部の特記(確認表示灯の動作など)
- ・試験時間が40分であること
公表されていない
- ・施工条件の詳細
- ・各問の材料リスト(支給される材料の一覧)
- ・電線の長さ、寸法
- ・どの問題が出題されるか
公式が明記している注意点
- ・配線図・施工条件等の詳細は、試験問題に明記される(=当日まで分からない)
- ・図記号は原則としてJIS C 0303:2000に準拠している
- ・記載のない電線の種類はVVF1.6
- ・器具においては端子台で代用する場合がある
- ・作業に直接関係のない部分等は省略・簡略化されている
- ・詳細についての質問には一切応じられない
候補問題No.別 使用電線一覧【令和8年度】
公表された配線図に文字で明記されている電線を、問題番号順に整理します。図記号の解釈を含まない、記載そのままの転記です。
| No. | 配線図に明記された電線 | 図中の特記・特徴 |
|---|---|---|
| No.1 | EM-EEF 2.0-2C | 13問で唯一のエコケーブル |
| No.2 | VVF 2.0-2C | 確認表示灯(パイロットランプ)は常時点灯 |
| No.3 | VVF 2.0-2C / E1.6 | 接地線あり |
| No.4 | VVF 2.0-2C / VVF 2.0-3C | 電源 3φ3W 200V、電源表示灯 |
| No.5 | VVF 2.0-2C / VVF 2.0-3C | 電源200V(対地電圧150V以下)、20A 250V |
| No.6 | VVF 2.0-2C | 露出形 |
| No.7 | VVF 2.0-2C | — |
| No.8 | VVR 2.0-2C | 13問で唯一、幹線がVVR |
| No.9 | VVF 2.0-2C / E1.6 | EET(接地極付・接地端子付)、接地線あり |
| No.10 | VVF 2.0-2C | 確認表示灯(パイロットランプ)は同時点滅 |
| No.11 | VVF 2.0-2C / IV 1.6 | E19(金属管) |
| No.12 | VVF 2.0-2C / IV 1.6 | PF16(合成樹脂管) |
| No.13 | VVF 2.0-2C / VVR 1.6-2C / E1.6 | A(3A)、接地線あり |
色付きの行は、VVF 2.0-2C 以外の電線を含む問題です。すべての問題で「記載のない電線はVVF1.6」の注記が適用されます。
電線別の集計——どれを多めに用意するか
上の表を電線ごとに数え直すと、13問の偏りが見えます。練習は同じ問題を繰り返すほど電線を消費するため、どこに量が必要かの目安になります。
| 電線 | 使う問題数 | 該当No. | メモ |
|---|---|---|---|
| VVF 2.0-2C | 11 / 13 | 2〜7・9〜13 | ほぼ全問の幹線。最も消費する |
| VVF 2.0-3C | 2 / 13 | 4・5 | 200V回路を含む2問 |
| E1.6(接地線) | 3 / 13 | 3・9・13 | 接地工事を含む3問 |
| IV 1.6 | 2 / 13 | 11・12 | 管工事の2問(E19 / PF16) |
| VVR | 2 / 13 | 8(2.0-2C)・13(1.6-2C) | 丸形。太さが問ごとに違う |
| EM-EEF 2.0-2C | 1 / 13 | 1 | No.1のみ |
この集計から読み取れること
- ・VVF 2.0-2C が13問中11問で使われる。練習で最も消費するのはこの1種類
- ・EM-EEF(No.1)とVVR(No.8・No.13)はそれぞれ1〜2問だけ。ただし出題されれば必要になる
- ・IV 1.6 は管工事のNo.11・No.12だけで、E19(金属管)とPF16(合成樹脂管)で管の種類が異なる
- ・接地線(E1.6)はNo.3・No.9・No.13の3問
練習を始める前に確認すること
候補問題は年度ごとに公表され直します。前年度の配線図で練習すると内容が食い違うため、必ず受験する年度のものを使ってください。本記事は令和8年度(2026年度)の公表分を扱っています。
単線図・施工条件は公式で確認する
本記事は電線の種類を整理したものであり、配線図そのものは掲載していません。各問の単線図は公表PDF(令和8年度候補問題)を直接確認してください。施工条件は公表されず、試験当日の問題に明記されます。
単線図から複線図に変換する手順は複線図の書き方5ステップで解説しています。接続に使うリングスリーブのサイズと圧着マークはリングスリーブ早見表に、持ち込む工具の種類は工具・材料・配線器具の分野別攻略にまとめています。
令和8年度下期の日程
技能試験は学科試験の合格者が受験します。下期の日程は次の通りです。
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 申込受付 | 2026年8月17日(月)10:00〜9月3日(木)17:00 |
| 学科試験(CBT方式) | 2026年9月24日(木)〜11月8日(日) |
| 学科試験(筆記方式) | 2026年10月25日(日) |
| 技能試験 | 2026年12月12日(土)または13日(日) |
申込やCBT会場予約の期限は2026下期の日程まとめで詳しく整理しています。
出典
本記事の電線・特記は、「令和8年度第二種電気工事士技能試験候補問題の公表について」(令和8年1月16日・一般財団法人 電気技術者試験センター)の配線図に記載された内容を整理したものです。日程は同センター「第二種電気工事士試験」、候補問題の一次情報は技能試験の候補問題ページを参照しています(確認日:2026年7月27日)。
本表は公表資料の記載を整理したものです。実際の受験にあたっては、必ず公式PDFと当日の試験問題を確認してください。
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