次の文章は,帯電した導体球に関する記述である。
真空中で導体球A及びBが軽い絶縁体の糸で固定点Oからつり下げられている。真空の誘電率を,重力加速度をとする。A及びBは同じ大きさと質量をもつ。糸の長さは各導体球の中心点が点Oから距離となる長さである。
まず,導体球A及びBにそれぞれ電荷,を与えて帯電させたところ,静電力による(ア)が生じ,図のようにA及びBの中心点間が離れた状態で釣り合った。ただし,導体球の直径はに比べて十分に小さいとする。このとき,個々の導体球において,静電力,重力,糸の張力,の三つの力が釣り合っている。三平方の定理よりが成り立ち,張力の方向を考えるとはに等しい。これらよりを消去し整理すると,が満たす式として,
が導かれる。ただし,係数である。
次に,AとBとを一旦接触させたところAB間で電荷が移動し,同電位となった。そしてAとBとが力の釣合いの位置に戻った。接触前に比べ,距離は(エ)した。
上記の記述中の空白箇所(ア)〜(エ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
